平成29年度「こども霞が関見学デー」で楽しいお箸講座を実施しました

8月2日、3日に文部科学省主催「こども霞が関見学デー」が開催されました。

このイベントは、子どもたちが広く社会を知ることを目的として毎年夏休みに開催され、特別に各省庁を開放して様々な体験活動の機会を提供しています。平成29年度は昨年を7千人も上回る4万3千人以上もの来庁者で盛り上がりました。

当協会は、8月3日に「楽しいお箸講座」を文部科学省で実施いたしました。講師は、間野光様と藤本勢津子様のお二人です。藤本様はこの講座のために鹿児島県からお越しくださいました。

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以下に講座の模様をご紹介いたします。

はじめに間野講師が、子どもたちに質問をしました。「世界で箸以外に使われている食具は何かな?」「フォーク!スプーン!れんげ!」と即座に子どもたちから元気な返答がありました。

中国や韓国など、日本以外で箸を使って食事をする国についての話では「お箸“だけ”をつかって食事をするのは、日本人だけです」という説明に、子どもたちだけでなく保護者の方も驚いた様子でした。

続いて、一人ひとりが自分の箸を持つこと=マイ箸について学びました。「マイ箸は、環境にやさしいだけでなく、日本人らしさをあらわしています」。自分の箸を持つ文化は、日本人が清浄感を何より大切にする民族であり、使い切りの「割り箸」も日本で発明されました。講師の「大切な地球の資源を守る取り組みを、マイ箸などから考えてみましょう」という言葉に、保護者の皆様も頷いていました。

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後半は、藤本講師が箸の正しい持ち方を説明し、子どもたちに一人ひとりに箸づかいを指導していきました。子どもたちは繰り返し練習する中で、コツを掴んでいたように感じました。

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続いては、お箸を使って綿球を隣の人に渡すゲームに挑戦します。「今日習ったことを、ゲームですべてやってみましょう!」という講師の掛け声のもとゲームがスタートすると、子どもたちは大変な集中力で、綿球を箸でつまんでいました。

ゲームが終わる頃には、子どもたちは驚くほど箸づかいが上手になっていて、さらに姿勢もとても良くなっていました。講座を聞きながら子どもたちの姿をビデオに撮影していた保護者の方々もこの変化に感心していたようです。

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講座の締めくくりに、食事の大切さについて説明いたしました。「いただきます」「ごちそうさま」の本来の意味、そして感謝の心を持つこと、食卓のマナーは相手への心づかい、そういったものを含めて食事は楽しくいただくものだと伝えました。

箸使いが苦手なお子さんも、諦めず一生懸命取り組んでくれました。「毎日練習すれば、必ず上手に箸が持てるようになります。できるようになったら外国人にも教えてあげましょう」今日のお箸講座を受講した子どもたちが間野講師と藤本講師のエールをうけて、将来、箸の達人になることを期待しています。

 

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